2017年7月13日木曜日
東花畑校区 裏方特集2017!
東花畑校区には、熱い思いを抱いた先輩達がたくさんいます!
今年は、その先輩たちが今までつなげてきたバトンを、若い世代に
知ってもらうことを目的に、ブログで裏方にフォーカスをあてていきたいと
思います。
数ある事業のなかから今年スポットをあてたのは、「子どもの事業」
第1回は、「重度障がい児登下校支援事業」です!
まーくんは、南福岡特別支援学校 高等部の3年生。
結筋性硬化症という難病を抱えていて福岡病院から学校まで
バスで約30分かけて通学しています。
朝夕二回、登校時は病室からバスが到着する病院玄関へ
下校時は、バスを降りてから病室へ。車いすをおすボランティアです。
学校がある平日はすべて、家族とボランティアがまーくんの
車いすをおしてきました。
月に1回、ボランティアメンバーが集まってシフトを決める会議をします。
小学5年生から始まった登下校支援ボランティア、来年の3月にまーくんが
高校を卒業すると同時に終わりを迎えるそうです。
初期からのメンバー、木村謠子さんに少しお話を伺いました。
Q:月に一度の調整会議では、シフトを決めるほかに何か相談をされますか?
A:まずは健康状態、そして「まーくんは、こんな歌を唄ったらニコニコ反応
してくれたよ!」などまーくんの情報を、この調整会議でメンバーと共有しています。
調整会議は、メンバーにとっても大事。月に1回、仲間が集まり繋がっている
ことで良い関係が築いていけると考えています。
Qボランティアメンバーに変化はありましたか?
A:約10人のボランティアでスタートしました。
現在も大きく人数は変わりませんが、メンバーの中身は変わりました。
平成27年にボランティアの人数が減少した時は、社会福祉協議会で
ボランティア募集のチラシを配布していただいたこともあります。
Q:1日に2回、8年も続けることができたのは?
A:平成22年に登下校支援ボランティアが始まった時、5年生だった
まーくんが今は高校3年生。ずーっとみてきたから、まーくんの反応や成長を
嬉しく感じられることです。
だけど、何より仲間がいるから続けられると思います!
と言われた後に「仲間がいたらなんで続けられるんだろうね~・・・
自分が辞めると他のメンバーに迷惑がかかるからね。」と!
ボランティアを調べてみました。自発的に他人や社会に貢献する行為。
と書かれてありました。
でも本当は、一緒に活動している仲間を、お互いに思いやるからこそ
長く続けることができるのかもしれないな!と今回お勉強させていただきました。
病院ボランティアの皆さん、ご協力ありがとうございました!